日本でも多くの感動を与えたヘレン・ケラー

奈良に住む私の母親は大正12年生まれです。大阪市南区に住んでいた少女時代に、来日したヘレン・ケラー女史の歓迎セレモニーに参加したという話を昔から聞いておりました。 今回の編集にあたりいろいろ調べたところ、どうも1937年(昭和12年)の第一回来日時のことのようです。「通訳の人と手を触りながら会話してはった。」と母は語っていました。通訳の人はひょっとしたらサリヴァン先生?と思って調査しましたがサリヴァン先生は来日の前年にお亡くなりになっており、その時の通訳はポリー・トムソンという方のようです。
↓ヘレン・ケラー来日
http://www.geocities.jp/torikai007/helen1937.html

来日した時の様子(黒のドレスを着ているのがヘレン)
 来日した時の様子(黒っぽいドレスを着ているのがヘレン)

わが母の悲しき思い出・・・ 太平洋戦争で人間魚雷を発案、自ら回天特別攻撃隊「菊水隊」隊員としてイ47潜より出撃、敵艦に突入・散華された仁科関夫海軍中尉は、母の小学校の同級生です。
仁科中尉→ http://www2s.biglobe.ne.jp/~k_yasuto/3_siryou/kikusui.htm#i-47

日本では切手になるほど馴染みの深いヘレン・ケラー

ヘレン・ケラー女史は三重苦の教育家であり社会福祉事業家です。
2歳の時に熱病に冒され、視力・聴力を失ってしまいました。見えない、聞こえない、話せないという障害を背負いながら世界各地を歴訪し(来日は三度)身体障害者の教育と福祉に身を捧げられました。

今回のいれもん通信は耳の不自由な方、高齢者が積極的に社会活動が出来るようなシステムを開発、現代のヘレン・ケラーとも呼べるような社会貢献を続けておられる企業さんからです。

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難聴者を地域社会へ・・・

今回は京都市西京極の株式会社ソナールさん(以下ソナール)からの通信です。
株式会社ソナール → http://www.sonar-loop.jp/

ソナールは1988年に創業され、難聴者向け集団補聴システムを中心とした福祉機器システムの開発・製作・販売事業に取り組んでこられました。 高齢者社会が進むにつれ、全国で難聴者は軽度の方も含め600万人といわれ、これから先も増大が予想されます。耳に障害のある方は、外見ではわかりづらく声をかけても気づかない、会話も滞り、どうしても出無精になりがちです。地域社会に参加したくとも困難なことが多く、参加できないのが現状です。

最新のオシャレな補聴器

最新のオシャレな補聴器

集団補聴システムとは

補聴器を利用している方にとって広い場所、たとえばホール、会議室、教室などは周りの雑音によって音声を正確に聞き取ることは大変困難なことです。補聴器のこうした限界をカバーするため開発されました。マイクの音を電気音声信号に変えて送ると、電線の中で磁力が生まれ、この磁力を補聴器で感知し聞こえる「音声」に変換するシステムです。
集団補聴システムの仕組み

このシステムは周りの雑音が一切聞こえず、正確に音声を聞き取ることができます。難聴者が使用するボックス型補聴器、耳がけ型補聴器の約70%が磁気回路を内蔵しているので、集団補聴システム(磁気ループ装置)を利用することができるのです。
欧米では集団補聴システムはすでに常識化されていますが、日本の場合はまだ設備されている所は限られているのが現状です。耳が聞こえない、それは目が見えないことと同じで難聴者、高齢者の方の社会参加に大きなバリアとなって立ちはだかっています。 集団補聴システムの広がりが高齢者、難聴者のバリアフリーとなり、積極的に社会活動に参加できる明るい社会が構築されることと思います。

実際に使ってみた感想・・・アクテックの社員数名で、通常の補聴器と集団補聴システムの違いを聞き比べたところ、その違いに皆が驚きました。補聴器では普段気にならない音、例えば人が歩く音や、机に物を置くときの音などの雑音が鮮明に聞こえ、非常にうるさく感じました。しかし、集団補聴システムは補聴器と違い、周囲の雑音は聞こえず、マイクに向かって話した声だけが集中して聞こえるのです。この違いは体験してみないとわからないものですが、読者の皆様も是非機会があれば体験してみて下さい。

耳マーク

「耳マーク」が目印です

聴覚障害者は、障害そのものが分かりにくいために誤解をされたり、不利益なことになったり、危険にさらされたりするなど、社会生活の上で不安は数知れなくあります。「聞こえない」ことが相手に分かれば相手はそれなりに気遣ってくださいます。目の不自由な人の「白い杖」や「くるま椅子マーク」などと同様に耳が不自由ですという自己表示が必要ということで考案されたものが耳マークです。 耳マークは「きこえない」ために様々な場で苦渋を味わった難聴者が考案したアイデアであり聞こえの向上、保障を求めていく積極的な生き方の象徴であります。
この耳マークがある福祉施設やホール、スタジアム、老人ホームでは、集団補聴システムを設置しているところがあります。まだまだ設置箇所は少ないですが、徐々に広がってきています。一刻も早く、全国に集団補聴システムが広がるように、当社もご協力させて頂きたく思います。アクテックでは、携帯用補聴器誘導システムユニットを収納するアルミケースを採用いただきました。

HS-10 磁気誘導無線アンプ一式セット
HS-60 携帯用磁気無線アンプ・20Mループアンテナ付

アクテックではソナールさんの優れたシステムを保護、保管するアルミケースを通じ、難聴者の方、高齢者の方が積極的に社会活動へ参加できる社会構築へのお役に立ちたいと考えます。

 

 

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